山に登る人間なら、皆が使っている天気予報、、、
それが、てんきとくらす。通称てんくら。
全国各地の山を、登山に適した天気かどうかをABCの3段階で表すというのがポイント。
Aが1番良くてCは登山に適さないというもの。
これは晴れとか雨だけでなく、晴れていても風が強ければ評価はCになる。
まさに登山に適しているかを教えてくれるのがてんくらなのだ。
と言っても、山の天気なので予報通りに行かないことも多々。
てんくらでAと出ていても、雨だの風だのというのは全然ある。
逆にC評価でも、風がないとか雨が降らないとかザラにある。
なので、私はCだと信じないし、Aだとちょっと疑う。
早い話しがたいして信じてない。
が、気になって見てしまうという矛盾行為をしている 笑
今回、友人夫婦が安達太良山に行きたいというので行ってみた。
天気予報では、前日まで大荒れ。
全国各地で雨が降っていたが、安達太良に登る日からは晴れるという予報。
が、てんくらはC。晴れるが強風とのこと。
私たちはどーせハズレるだろうと軽くみていた。
当日、東北道から見えた安達太良は上の方だけ雲がかかっていて風も思ったよりねーんじゃないかと思わせた。
そして登口の奥岳登山口の駐車場に到着。
車を降りると、まぁーーーこれが強風だったなぁ笑
なんで今回はてんくらはピッタピタに当ててきたのかと恨んだ。
たまに霧雨っぽいものが風とともに吹きつけてきた。
我々は、とりあえず行けそうな所までは行ってみようと歩き始めた。
道中も昨日の雨のせいでグチャグチャ。
それはまだ良いのだが、沢じゃんっていうぐらい水が溜まりまくっていた。
相変わらず上の方のガスは晴れないが、振り返って下界を見ると良い景色。
途中で下山者が1人だけいて、その方の話によれば、稜線は爆風だから歩くのは危ないと小屋の人に言われたよ、との事。
このまま風が止まなけれそーだよなぁと思いつつもまだ上へ。
なかなかやってくれるな安達太良山と思いながらも、薬師岳までは来れた。
これが智恵子抄の空ですよ
虹まで見れた。
虹が見れても風はビュービューですわ。
ここから安達太良のピークまで約1時間ちょっと。
再び歩き出す。
しかし、表登山口へ降りる分岐を過ぎて10分ぐらい歩いた所から雨が強くなってきた。
満場一致で撤退の選択。
早く降りて風呂に入ろうとさっさと下山した。
この時期はロープウェイも土日しかやっていない為、今来た道をピストンかと思うとめんどくせぇなと思ったが、この後の風呂やキャンプを思ったら撤退が楽しくてしょーがなくなったよね。
多分、行っちゃう人なら上まで行っちゃうんだろうなぁ。
ただ私たちは、ピークに固執しないスタイル。
そりゃ行けたら嬉しいけど、別に行けなくても山にいる時点で楽しいよねって感じなのだ。
下まで下りてきたらまた虹です。
しかもダブルレインボー
晴れ、雨、風、虹、いやぁ盛り沢山の山行でした。
結局、安達太良山の上は一日中雲がかかってました。
午後15:00ぐらいの霞ヶ城の本丸後からみた安達太良山。
撤退は正解でした。
また行くよ安達太良山〜