考えさせられた片付け

仕事で人の家の片付けをしてるんだけど

まぁ大変です

実家で寝たきりのおばあちゃんが亡くなって、面倒を見ていた妹さんがその実家に引っ越してきて住むと言うので、リフォームついでに要らない物も片付けてっていう流れでね

昭和に建てられた昔ながらの日本家屋でさ

6畳が２部屋、8畳が２部屋、あとは風呂場とトイレと台所って感じ

昔はそこに7、8人で住んでいたみたい

兄妹が多い昭和初期から中期って感じですね

最終的に兄弟はみんな県外に出て行っちゃって、その亡くなったおばあちゃんが1人で親の面倒見ながら住んでたのだけど、両親もなくって自分も病気で動けなくなってしまって、妹さんが面倒をみていたっていう

で、その亡くなったおばあちゃんって人は何でもとっておく人だったみたいでね

勿体ない精神でさ

まぁ、年配の人達は何でもとっておく人多いよね

だから、片付けるといってもまぁ物の量がが半端ないのよ

ふすまの中もタンスの中も天袋の中も、とにかくとっておいた物でぎっしり

大体が、タオル、お中元等でもらったであろうバスタオルだのタオルケットだの、食器だのそんなのが山のように

相当長い間しまわれてるのがよく分かる証拠として、俺が子供の頃に潰れた百貨店とかの包み紙でくるんであって、開けてないって物ばっか

じゃあ新品で使えると思うけど、開けてみるとみんな黄ばんでる

きっと湿気とかでダメになっちゃうんだろうなぁ

もったいないって思ってとっていたものが

使われることが無く捨てられる

まさに勿体ない

勿体ないっていってる人は、自分が勿体ないを作り出してる事に気付けないんだよねぇ。。。

その亡くなったおばあちゃんは誰でも知ってる大手に勤めていて、仕事も優秀で会社でも表彰されるぐらいの人だったみたい

そんな人がとっておいた物が、一度も使われる事なく大量に捨てられる

片づけしていて、なんだろうなぁって虚しさをおぼえたよね

いつも思うけど、結局物っていうのは全てゴミになっちゃうんだよね

ミニマリストって人らの生き方が良いとは思わないけど、ある意味正しいね

コミケとか行ってた時、同人誌とかグッズとかいっぱい買ったけど、結局しまってあるしなぁ

ほんとその時だけなんだよなぁっていうのが分かる

でも捨てるかっていわれたら、躊躇もする

きっと捨ててもなんの差し支えもないんだろうね

持ってるだけで満足とよくいうけど、使ってない時点でゴミと変わらんね

私も、結構買って満足しちゃう所があるから

持ってるだけで満足っていうのもよく分かるけど、最近はそれを打破していこうと思ってる

使わない物は意味がないよ、ほんと

そー考えると、世の中は大量の無駄な勿体ないで溢れてるんだよねぇ。。。